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17 名前:名無しさん@占い修業中 投稿日:2013/09/12(木) 02 24 55.29 ID w/NLP6hS 個人的に 力量=謝罪=とあるオッサン と思っている 出現パターン、文章パターン、非常に残念な日本語力、 ファビョると連投が止まらなくなる癖、 いざ負けそうになると論点すり替えで人格攻撃、 自身が依頼する時はアウェー戦はせず執拗にホームに誘う などなど、同一人物くさい共通項がある 時系列的に最も初期に登場した謝罪も、 過疎で機能していないスレに誘おうとリンク張って媚びてた (ただしタゲられた占師は引っ掛からずww) 勧誘対象にタゲったコテハン占師を「コテハン+占師」と表記する癖は、 力量の他に見掛けない表現なんすよ
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『ガゴンッ』 学園都市の男子寮で深夜にも関わらず大きな音が鳴り響く。 「うおっなんの音だこりゃ、土御門あたりが暴れてんのか?」 せっかく熟睡していた無能力者、上条当麻は騒音で不幸にも目覚めさせられた。 超能力者を育成しているここ学園都市ではこのようなことは珍しくもない、だがあまりにも近くから音がしたので上条は起きてみることにした。 学生寮であるこのアパートの一室は上条当麻が借りているのだが、とある事情により彼は部屋にあるベッドで睡眠をとっていない。 よってバスルームで眠っていた上条は、ひとまず現状把握のためバスルームからでてみることにした。 目をこすったりあくびしたりと、まだ半分寝ていた上条であったが玄関の光景をみて強制的に目覚められた。 玄関のそこにあるはずのドアがなぎ倒され、部屋側に倒れこんでいた。 「なっ、なんだこりゃ!なにか分からないけど不幸なのは確かだー」 上条はわりと近所迷惑並みの音量で叫んだ。 ドアは見事に歪んで再利用不可そうであり、犯人らしき人も見あたらなかった。 (新品近かったのになんで壊されてんだよ!チクショウっていうか誰ですか犯人は!) と上条は考えてみることにしたが (インデックス狙いの魔術師か?もしくはステイルがインデックスを連れ去りに?それともビリビリが…) あまりにも思い当たる人が多すぎたので一瞬でやめた。 (…ん?) 玄関の外で人影らしきものが動いた。 ってきり既に逃げたものかと思っていた上条は 「なんのつもりだ!てめえ!」 と叫びながら人影へと踏み出す。 (…は?) そこにはまるで予想もしていない人物がいた。 (なんでここにいるんだ?) 夏休みに学園都市外で海水旅行へ行ったときに出会い、殺されかけたこともある 夏休みに学園都市外で海水旅行へ行ったときに出会い、殺されかけたこともある ー連続殺人犯、火野神作がたっていた。 上条はあまりの唐突な再開に思考がとまりかけていた。 「…。」 「こんばんは。」 火野神作は軽くおじぎしながら礼儀ただしく挨拶をしてきた。 「…。」 「こんばんは。」 「…ってなに普通に挨拶してるんだテメェ!」 どうやら相手からなにかしてくる気配はなさそうだが、あくまで殺人犯である。 上条は相手への緊張を解かないながらも思考をめぐらせる。 (なんで学園都市内に当然としているんだ?というかこんな礼儀正しい奴じゃなかっただろ!…まさかまたあのバカ親父が占いグッズで魔法完成させたのかー!) 夏休みの旅行時と同じことになってるのかもしれない、と気づいた上条はひとまず『外見』と『中身』が一致してるか確かめることにした。 「こんな真夜中にドアをぶっ放してまで、会いに来てくれた馬鹿はどちら様でせうか?」 外見火野神作は、少し驚いたのか軽く目を見開き 「火野神作です。」 と『外見』と一致した名前を告げた。
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STAGE00 アリサ編 STAGE01 STAGE02 STAGE03 STAGE04 STAGE05 STAGE06 STAGE07 STAGE08 STAGE09 STAGE10A STAGE11 STAGE12 STAGE13 STAGE14 STAGE15 STAGE10B STAGE16 STAGE17 STAGE18 STAGE19 STAGE20 STAGE21 STAGE22 STAGE23 STAGE24 STAGE25 STAGE26 STAGE27 STAGE28 STAGE29 STAGE30 STAGE31 STAGE32 STAGE33 STAGE34 STAGE35 STAGE36 STAGE37 STAGE38 STAGE39 STAGE40 STAGE41 STAGE42A STAGE43 STAGE44 STAGE45 STAGE42B STAGE46 STAGE47 STAGE48 STAGE49 STAGE50 STAGE51 STAGE52 STAGE53 STAGE54 STAGE55 STAGE56 STAGE57 STAGE58 Ending ストーリーイベントインターミッション 福島市街 STAGE49ランキング マップ 入手アイテム 味方 敵 ストーリーイベント インターミッション セットアップ ネットワーク フォーラム メール ネットワークショップ デスクトップ シミュレーター セーブ ロード 終了 福島市街 〔前線司令部〕 会話イベント 会話-滝口 会話-伊佐夫 会話-メイヤー 会話-滝口 移動-外に出る 福島市街-福島酒場 〔福島酒場〕 会話-リュウ 会話-リュウ 会話-リュウ 会話-リュウ 〔前線司令部〕 会話イベント 福島市街-福島酒場 〔福島酒場〕 会話-ほろ酔い女 ネットワーク ネットワーク 入手 備考 メール 共用メール 送信 JPOLICE@0710「横浜聖美の情報」 移動-店を出る 福島市街-司令部 〔前線司令部〕 会話イベント|選択肢準備中 準備完了:STAGE49 上へ STAGE49 千葉県富山町 勝利条件 敵パイロットの全滅、投降もしくは点滅地点への生存プレイヤー集結 敗北条件 プレイヤーパイロットの全滅 出撃パイロット選択 和輝 / 亮五 / アリサ / リュウ / 美穂 / ファム / ラン / メイヤー ランキング 基準値 敵排除数 5 総戦闘回数 25 平均ダメージ 135 平均武器レベル 16 ターン数 9 NPC残数 - マップ 地形 進入不可 段差 ▼ 障害物 平地 不整地 X 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 Y 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 気絶不可 - 混乱不可 - 戦意喪失、投降不可 - 強制排出不可 - 5ターン目に敵ユニット(敵1 / 2 / 3 / 4 / 5)は、行動を開始する5ターン目以前でも、敵ユニット(敵1)に接近すると、行動を開始するので注意 5ターン目以降でも、序盤、敵ユニット(敵3)は、味方ユニットが接近するまで行動しない 上へ 入手アイテム なし 上へ 味方 No. 名前 移動力 バーツ 武器 人物 アイテム APNow / Max Body HP状況Now / Max 格闘力 減少率 AP設定/改造LV 防御 Hand 属性 種類 AP 熟練 攻撃 弾数Now / Max 射程 命中率 距離低下率 段差低下率 HPNow / Max エースランク ポイント バトルスキル L.Arm 命中 命中 武器熟練度 回避(回避率) R.Arm 命中 格闘武器 ショットガン グレネード Leg バーニア ダッシュ 回避 マシンガン 火炎放射 キャノン 属性防御 B.Pack 追加出力 ライフル ミサイル ビーム 1 2 ------ ハンドガン 貫通 ハンドガン 2 9×1 ∞ 1~2 90% 0% 0% 20 / 20 ×0 / ------ 不能 ------ -- ------ ------ 2 2 ------ ハンドガン 貫通 ハンドガン 2 9×1 ∞ 1~2 90% 0% 0% 20 / 20 ×0 / ------ 不能 ------ -- ------ ------ 3 2 ------ ハンドガン 貫通 ハンドガン 2 9×1 ∞ 1~2 90% 0% 0% 20 / 20 ×0 / ------ 不能 ------ -- ------ ------ 4 2 ------ ハンドガン 貫通 ハンドガン 2 9×1 ∞ 1~2 90% 0% 0% 20 / 20 ×0 / ------ 不能 ------ -- ------ ------ 上へ 敵 No. 名前 移動力 バーツ 武器 人物 アイテム PRIZEMONEY APNow / Max Body HP状況Now / Max 格闘力 減少率 AP設定/改造LV 防御 Body 属性 種類 AP 熟練 攻撃 弾数Now / Max 射程 命中率 距離低下率 段差低下率 HPNow / Max エースランク ポイント バトルスキル 命中 命中 武器熟練度 回避(回避率) 命中 格闘武器 ショットガン グレネード Wheel バーニア ダッシュ 回避 マシンガン 火炎放射 キャノン 属性防御 B.Pack 追加出力 ライフル ミサイル ビーム 1 日防軍特殊部隊車両兵 3 09式装甲車 386 / 386 -- 30% ■ ■ ■ 17.5mmMG 貫通 マシンガン 5 E★★ 11×10 ∞ 1~4 80% 10% 5% 20 / 20 ★★★★★★ ×0 100 20 / 20 ■ ■ ■ 不能 耐炎熱 09式装甲車 324 / 324 0段 0倍 E★★ ------ No. 名前 移動力 バーツ 武器 人物 アイテム PRIZEMONEY APNow / Max Body HP状況Now / Max 格闘力 減少率 AP設定/改造LV 防御 L.Grip 属性 種類 AP 熟練 攻撃 弾数Now / Max 射程 命中率 距離低下率 段差低下率 HPNow / Max エースランク ポイント バトルスキル L.Arm 命中 命中 L.Shld 武器熟練度 回避(回避率) R.Arm 命中 R.Grip 格闘武器 ショットガン グレネード Leg バーニア ダッシュ 回避 R.Shld マシンガン 火炎放射 キャノン 属性防御 B.Pack 追加出力 ライフル ミサイル ビーム 2 日防軍特殊部隊ヴァンツァー兵 3 110式 陣陽 584 / 584 111% 15% ■ ■ ■ 日西90MF 貫通 マシンガン 5 E★★ 18×10 ∞ 1~4 80% 10% 5% 20 / 20 ★★★★★★ ×0 熟練2↑ 150 17 / 17 110式 陣陽 364 / 364 ×10%UP ■ ■ ■■ ■ ■ ------ 32% 110式 陣陽 364 / 364 ×10%UP ハードブロウ 衝撃 格闘武器 1 E★★ 25×1 ∞ 1 100% 0% 0% E★★ 耐貫通 110式 陣陽 481 / 481 6段 3倍 ■ ■ ■ ------ E★★ BX002 3 日防軍特殊部隊ヴァンツァー兵 3 110式 陣陽 584 / 584 111% 15% ■ ■ ■ 日西90MF 貫通 マシンガン 5 E★★ 18×10 ∞ 1~4 80% 10% 5% 20 / 20 ★★★★★★ ×0 熟練2↑ 150 17 / 17 110式 陣陽 364 / 364 ×10%UP ■ ■ ■■ ■ ■ ------ 32% 110式 陣陽 364 / 364 ×10%UP ハードブロウ 衝撃 格闘武器 1 E★★ 25×1 ∞ 1 100% 0% 0% E★★ 耐衝撃 110式 陣陽 481 / 481 6段 3倍 ■ ■ ■ ------ E★★ BX002 4 日防軍特殊部隊ヴァンツァー兵 6 キャセルM2 895 / 895 123% 30% ■ ■ ■ ハイバスター 衝撃 格闘武器 1 E★★ 130×1 ∞ 1 100% 0% 0% 20 / 20 ★★★★★★ ×0 熟練2↑ 150 17 / 17 キャセルM2 502 / 502 ×5%UP ■ ■ ■■ ■ ■ ------ 32% キャセルM2 502 / 502 ×5%UP ハードブロウ 衝撃 格闘武器 1 E★★ 25×1 ∞ 1 100% 0% 0% E★★ 耐貫通 キャセルM2 660 / 660 6段 3倍 ■ ■ ■ ------ BX002 No. 名前 移動力 バーツ 武器 人物 アイテム PRIZEMONEY APNow / Max Body HP状況Now / Max 格闘力 減少率 AP設定/改造LV 防御 Body 属性 種類 AP 熟練 攻撃 弾数Now / Max 射程 命中率 距離低下率 段差低下率 HPNow / Max エースランク ポイント バトルスキル 命中 命中 Body 武器熟練度 回避(回避率) 命中 Body 格闘武器 ショットガン グレネード バーニア ダッシュ 回避 マシンガン 火炎放射 キャノン 属性防御 B.Pack 追加出力 ライフル ミサイル ビーム 5 日防軍特殊部隊ヘリパイロット 4 ハーンイーガー 474 / 474 -- 45% ■ ■ ■ 20mmMG 貫通 マシンガン 5 E★★ 13×10 ∞ 1~4 80% 10% 5% 20 / 20 ★★★★★★ ×0 60 20 / 20 ■ ■ ■ スターリング 炎熱 ミサイル 10 E★★ 73×1 3 / 3 3~9 80% 0% 0% 不能 スターリング 炎熱 ミサイル 10 E★★ 73×1 3 / 3 3~9 80% 0% 0% 耐貫通 E★★ ------ E★★ No. 名前 移動力 バーツ 武器 人物 アイテム PRIZEMONEY APNow / Max Body HP状況Now / Max 格闘力 減少率 AP設定/改造LV 防御 Body 属性 種類 AP 熟練 攻撃 弾数Now / Max 射程 命中率 距離低下率 段差低下率 HPNow / Max エースランク ポイント バトルスキル 命中 命中 武器熟練度 回避(回避率) 命中 格闘武器 ショットガン グレネード Wheel バーニア ダッシュ 回避 マシンガン 火炎放射 キャノン 属性防御 B.Pack 追加出力 ライフル ミサイル ビーム 6 3 09式装甲車 386 / 386 -- 0% □ □ □ 17.5mmMG 貫通 マシンガン 5 11×10 ∞ 1~4 80% 10% 5% ×0 100 0 / 0 □ □ □ 不能 -- 09式装甲車 324 / 324 0段 0倍 ------ No. 名前 移動力 バーツ 武器 人物 アイテム PRIZEMONEY APNow / Max Body HP状況Now / Max 格闘力 減少率 AP設定/改造LV 防御 L.Grip 属性 種類 AP 熟練 攻撃 弾数Now / Max 射程 命中率 距離低下率 段差低下率 HPNow / Max エースランク ポイント バトルスキル L.Arm 命中 命中 L.Shld 武器熟練度 回避(回避率) R.Arm 命中 R.Grip 格闘武器 ショットガン グレネード Leg バーニア ダッシュ 回避 R.Shld マシンガン 火炎放射 キャノン 属性防御 B.Pack 追加出力 ライフル ミサイル ビーム 7 6 キャセルM2 895 / 895 123% 0% □ □ □ ハイバスター 衝撃 格闘武器 1 130×1 ∞ 1 100% 0% 0% ×0 リペアMaxリバースLow 150 0 / 0 キャセルM2 502 / 502 ×5%UP □ □ □□ □ □ ------ 不能 キャセルM2 502 / 502 ×5%UP ハードブロウ 衝撃 格闘武器 1 25×1 ∞ 1 100% 0% 0% -- キャセルM2 660 / 660 6段 3倍 □ □ □ ------ BX002 8 3 110式 陣陽 584 / 584 111% 0% □ □ □ 日西90MF 貫通 マシンガン 5 18×10 ∞ 1~4 80% 10% 5% ×0 リペアMaxリバースLow 150 0 / 0 110式 陣陽 364 / 364 ×10%UP □ □ □□ □ □ ------ 不能 110式 陣陽 364 / 364 ×10%UP ハードブロウ 衝撃 格闘武器 1 25×1 ∞ 1 100% 0% 0% -- 110式 陣陽 481 / 481 6段 3倍 □ □ □ ------ BX002 9 3 110式 陣陽 584 / 584 111% 0% □ □ □ 日西90MF 貫通 マシンガン 5 18×10 ∞ 1~4 80% 10% 5% ×0 リペアMaxリバースLow 150 0 / 0 110式 陣陽 364 / 364 ×10%UP □ □ □□ □ □ ------ 不能 110式 陣陽 364 / 364 ×10%UP ハードブロウ 衝撃 格闘武器 1 25×1 ∞ 1 100% 0% 0% -- 110式 陣陽 481 / 481 6段 3倍 □ □ □ ------ BX002 No. 名前 移動力 バーツ 武器 人物 アイテム PRIZEMONEY APNow / Max Body HP状況Now / Max 格闘力 減少率 AP設定/改造LV 防御 Body 属性 種類 AP 熟練 攻撃 弾数Now / Max 射程 命中率 距離低下率 段差低下率 HPNow / Max エースランク ポイント バトルスキル 命中 命中 Body 武器熟練度 回避(回避率) 命中 Body 格闘武器 ショットガン グレネード バーニア ダッシュ 回避 マシンガン 火炎放射 キャノン 属性防御 B.Pack 追加出力 ライフル ミサイル ビーム 10 4 ハーンイーガー 474 / 474 -- 0% □ □ □ 20mmMG 貫通 マシンガン 5 13×10 ∞ 1~4 80% 10% 5% ×0 60 0 / 0 □ □ □ スターリング 炎熱 ミサイル 10 73×1 3 / 3 3~9 80% 0% 0% 不能 スターリング 炎熱 ミサイル 10 73×1 3 / 3 3~9 80% 0% 0% -- ------ 上へ
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前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/とあるベランダの超電磁砲 第七章 微かな希望~hope in hand~ いったいどれだけの間気絶していた。 30分?1時間? 時計を見ると、まだ20分もたっていない。 いそいで行けば、まだ美琴を助けることができるかもしれない。 だけども、美琴は一体どこにいったのか。 この広い学園都市をむやみに走り回ったって、見つけられるはずがない。 「くそっ!なにか、なにか手掛かりが!」 美琴が資料もなしに研究所を襲うなんてことは絶対にしない。 タバコや灰皿をどかして、部屋を散らかしながら必死に探す。 「これは・・・」 ちゃぶ台の近くに4つに折られた紙を見つけた。 中身は第10032次実験の内容と『実験場所の地図』だった。 地図の場所は操車場だった。 ここからまだ距離もある。 見つけるまでに時間はかかったが、走れば美琴に追いつけるかもしれない。 (待ってろ、御坂) 絶対に彼女を死なせるわけにはいかない。 知り合いだから、友達だからというわけではない。 彼女があんな悲しそうな顔をしていると心が痛くなる。 彼女のことを考えると、胸が痛い。 これが『人を好きになる』ということなのだろう。 だけどもそんなことを考える暇はない。 実験場所へと、彼は走り出す。 フレンダとの戦いで傷ついた体が痛む。 それでも、立ち止まるわけにはいかない。 美琴を連れ戻すため、 彼女が死ぬなんて幻想をぶち壊すために。 どうして、置いてきてしまったのだろう。 上条があれを見つければ、迷わず来るに決まっている。 もしかしたら、最初から助けて欲しかったのかもしれない。 決して許されないと分かっていても、救いが欲しかったのかもしれない。 美琴が操車場に来た時にはもう、実験が始まっていた。 すでにミサカ10032号は意識をなくし、一方通行の足元に転がっている。 「久しぶりね。一方通行」 「あァ?お前、超電磁砲か。で、今日はなンのようだ?」 「このふざけた実験を終わらせる」 右手を構え、コインを上へと上げる。 「はァ?学園都市第一位のこの俺に敵うとでも思ってンのか」 美琴はなにも言わずに、コインを打ち出した (この1発が反射されて私が死ねば、全部、終わる) だけど、反射され、。直ぐ美琴に戻ってくるはずの超電磁砲は、 一方通行の横側へと飛んでいった。 一方通行はそのまま超電磁砲など気にもとめず、つまらなそうに右手を横に振る。 そうすると、突然、突風が美琴を襲う。 吹き飛ばされ、十数メートル後ろのコンテナに背中からぶつかった彼女に、一緒に飛ばされた石や砂が追い討ちをかける。 「ンじゃァ、これで今日の実験も終了と」 一方通行は再び、意識を10032号へと向ける。 「や・・・めて。もう、やめてよ」 美琴の悲鳴も一方通行には届かない。 一方通行の右手が10032号に触れようとしたその瞬間、 ジャリ、と足音が聞こえた。 「なンだお前」 「あ・・・とう、ま・・・」 とうの昔に錆びたはずの涙腺から、透明な錆がこぼれ落ちえる。 足音の主は、上条だ。 嬉しかった。 ボロボロの体を引きずってでも来たことが。 こんな自分を、助けに来てくれたことが。 「さっさとそいつを倒して帰るぞ、美琴」 「俺を倒す?俺が学園都市第一位って知ってンだろォな」 一方通行は意識を10032号から上条へと向ける。 それ以外はもはや眼中にない。 「ああ」 「それを知って、どォしてお前は俺の前に立てんだよ。」 「理由なんて簡単だ。惚れた女が泣いてんだ。それだけで充分だろ!!」 前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/とあるベランダの超電磁砲
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前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/とある不幸なHappy days 元彼代打 「ふふふ、残り半月を二千円で過ごすことになるとは。さすがの上条さんも乾いた笑いしか出ないのであります」 太陽があっても寒さを感じる日中、銀行から出てきたゾンビもとい上条当麻は例のごとく不幸により金欠であった。 「……いろいろあった事件が『例のごとく』でまとめられた気がする」 「あ、いたいた」 「どうインデックスに伝えれば生還できるかねぇ。あれ、恐怖をまき散らす食欲魔神の姿が目に浮かぶよ?」 「ちょうどよかった、アンタを探し……」 「しかしこれを打ち消すことはできないのです。なぜならこれは幻想ではなく未来に起こる現実だからだー」 「……って相変わらずのスルーか!!ふっざけんなあああ!!!」 上条は例のごとく右手で電撃を打ち消す。 「おーい御坂、お前も『例のごとく』扱いだぞ」 「何のことだ!!だいたいそっちがいつもシカトしてるんでしょうが!!」 「いや、テンプレは必要かなと思案しまして」 「テンプレはいいんかい!」 そんな『いつも』のやりとりに、『いつも』じゃない二つの影が近づく。 「あ、その人ですか?」 「あぁ、借り物競走の時の人ですね」 その発言に対し上条が声を発する前に、御坂美琴はとんでもないことを言ってのけた。 「そう、コイツが私の<元彼>」 上条の時が止まった。 「どもー柵川中学の佐天涙子です」 「同じく初春飾利です。御坂さんとは仲良くさせてもらってます」 「あーこれはご丁寧に、上条当麻っていいます。……ちょっと来い御坂」 佐天たちから顔をそむけ、ひそひそ話を始める二人。余談だが、この時の距離の近さを美琴が気付いたのは夜中の十一時。大規模な漏電をしてしまい、寮監に首を絞められることになる。 「どういうことだ?」 「えーと、ついつい見栄を張っちゃって」 「恋愛経験豊富だと嘘をついたと」 「お願い、元彼の振りをして」 「はぁ、いいかい御坂君『嘘は泥棒の始まり』と言ってね「給料も出すから」そうやってお金で解決しようとするの「二千円」もいただけない。金を出すから共犯者に「五千円」なってくれと頼むっていうのはおかしいでしょう。上条さんは正直に話した方が「五万円」乗った」 背に腹は代えられないのだ。 「御坂の元彼です。こいつと付き合うのは大変でした」 「(何だとコラ!!)これでホントだって分かってもらえたかしら」 佐天と初春は視線を交えた後、二人に向き合う。 「いやいや、二人で嘘を言っている可能性もありますし」 「忘れてませんよね、嘘だったらなんでもお願い聞いてもらいますからね」 再びアイコンタクトをとる二人。 (*1) 佐天は輝く笑みを浮かべながら考える。 (御坂さんを一日好き放題させてもらおう。着せ替え人形にしたり、昔の事や「アイツ」の事を根掘り葉掘り聞いてやろう。さらに電撃使いを利用して電気代節約としゃれこもうかぁ) 初春は聖母の微笑みで思う (いちご焼きそばにメロン丼、小豆シチューに栗バーガー、そして特大ジャンボパフェ。よだれが止まりませんねぇ) 「ということで、そこのファミレスでお話ししましょう」 顔が引きつった二人を連れ、笑顔の二人が先を行く。 これより、「生活」「娯楽」「面子」「甘味」を賭けた戦いが始まる。 そして「アイコンタクト」に対する「ひそひそ話」。上条たちはあきらかに劣勢であった。 前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/とある不幸なHappy days
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ビギンズナイト 予報にない雷が降って、様々な電気器具が機能停止しているなか、雷電は、そんなことがなかったかの様に 普通にパソコンやエアコンなどの電気器具が動いている、表通りから外れたあまり人が来ない店を訪れていた。 「はぁぁぁーここは、いいな~」 「わざわざ、涼みに来んじゃねぇよ」 エアコンの近くに椅子を置いて、まさにベストポジションで寛いでいる雷電に、 作業着を着て、丸いレンズのゴーグルを掛けた50代半ばの男が雷電へと不満をぶつけてきた。 「仕方ないだろ……ここいら一帯停電になって、家に居たってエアコンつかねぇし」 「だったら、せめて珠理ちゃんつれて来い、ヤローばっかりじゃ、むさ苦しくてしょーがねぇ」 「そー言うなって、仕事頼みに来たんだよ…ほらっ」 ポケットから小さな紙切れを出して、男に渡した。 「また、頼むよ」 「もう使っちまったのか?」 「あぁ、ちょっとすごいのに会ってな」 「んー……手裏剣はただの加工でいいが…液化爆薬はちっと厳しいぞ…最近取締りが厳しくなってきてなぁ 知ってんだろ?レベルアッパーの話」 「あぁ聞いてるよ…能力のレベルを上げるって噂の…」 「そいつが出回ってからというもの、随分、アンチスキルやジャッジメントが色々嗅ぎまわってなぁ おかげでまともに商売ができやしねぇ」 「元々真っ当な商売じゃねぇだろ?とにかく頼むよ…俺もこんな短期間に全部使っちまうとは思わなかったんだよ」 「はぁー…もう止めたらどうだ?どれだけガイヤメモリを壊したって、また同じような物は出てくる」 「……そうはイカンだろ…あれがどういう物か知っちまったら…それに、あれは俺の所為で…」 「まっそう思いたいなら、そう思ってればいいが…あんまりやりすぎん方がいいぞ…ガイヤメモリの開発、 ありゃおそらく…暗部が関わってる…『お偉いさんには、逆らうな』この世界の鉄則だ」 「心配してくれんのか?」 「アホ…ぼったくる相手がいなくなるのが困るんだよ」 「ははっ…本人の前で言うかぁ?」 「ヤローに優しくする必要ねぇだろ」 そう言って、貰った紙と睨めっこしながら男は部屋の奥へと行った。そこで雷電はあることを思い出した。 「そうだ!あれは出来たか?」 「んっ?あぁーあれか!いや、まだだ、もう少し調整しないと」 「そうか…そろそろ当麻の奴にもやろうと思ったんだが…」 「そもそも必要なのか?あんな物が当麻に」 「…まっ、あいつもいつまでも子供じゃねぇさ」 「だがっ……俺は賛成出来んぞ、あんなガキにライダーシステムを与えるなんて、ありゃ玩具じゃねぇぞ…」 「たしかに…ライダーシステムは使い方を一歩間違えば…ただの破壊者になっちまう…けどあいつなら大丈夫さ…」 「お前が当麻を買ってんのは、知ってるが…だが買かぶりすぎだ、あいつはただの無能力者だ…」 「…違ぇよ、あいつは俺なんかよりずっと大人だ…」 「………まったく、おめぇは当麻に恋でもしてんのか?」 当然の男の質問にビックリというよりは少しあきれた顔で雷電は返事をした。 「はぁ!?なんでだよ?」 「よく言うだろ、恋は盲目ってな…」 「はははっ、まぁ俺にそういう趣味はないが…俺からしたらあんな無鉄砲なバカでも、弟みたいなもんなんだよ」 「はっ!あんな弟ならおりゃ泣きたくなるよ」 「ふっ…お前からしたらそうかもしれんが…俺は家族ってもんを持ったことがないからな…」 「………まぁ頼まれた仕事はちゃんとやってやる」 「あぁ頼むよ…じゃあ俺はそろそろ行くわ…」 「あぁ…出来たら連絡する」 「分かった…」 用件を済ませた雷電は適当に別れの挨拶をしながら店を出て、 店の前に置いてあるバイクに跨り停電で動かない信号のせいで混んでいる道路へとバイクを進めた。 455 :ビギンズナイト:2010/02/28(日) 21 36 02 ID wO/EUV9Q 昨夜の『謎の雷』によって周辺は停電になっていた。ある程度の施設などは予備電源などで回復している所もあるが 信号など電気器具は未だに回復しておらず、今は、アンチスキルやジャッジメントによる誘導で車やトラックなどの 車両を整理させているが、やはりスムーズには行かず、雷電はこの真夏の暑いなかじっと渋滞の中を耐えていた。 (あじぃぃぃぃ何なんだよこの渋滞!?あぁクソ!どっかファミレスにでも入るか…) そう考えどこか適当な場所にバイクを停めてファミレスを探し始めた雷電だったが、 (あそこのファミレスのパフェは全部クリアしたし、あそこのパフェはイマイチだしなぁ…) などと大の大人が何を考えているんだとツッコまれそうな事を考えていると、とあるファミレスのとある人物が目に止まった。 (あいつ…なんで?) ここはとあるファミレスそこでは、ジャッジメント2人にレベル5が1人、民間人の無能力者が1人に とある脳学者が1人、計5人である事件について話し合いをしていた。 「なぜ脳の学者さんとお茶を?」 と頭に花飾りをのせた少女がジャッジメントの同僚であるツインテールの少女に尋ねた。 「『幻想御手』の件で相談してましたの」 その答えを聞いたとある無能力者の少女が 「『幻想御手』ですか?それなら私…」 と答えようとした時、彼女達が座っている席に面したガラスの窓がコンコンと叩かれ話を中断した。 彼女達が見てみるとそこには、銀髪の20代前半ぐらいの男が、よっ!言うような感じに手を上げていた。 誰?と少女達は疑問を持ったが同じ席に脳学者答えた。 「あぁ……私の知り合いだ…」 銀髪の男は彼女達が座っている席を指差し、そっちに行っていいか?と言っているようだったので脳学者は少女達に 「構わんか?」 と聞いてきたので少女達はコクンッと首を縦に振ってくれたので、脳学者も男にいいぞと、頷いた。 許可を貰った男はファミレスに入ってきて、少女達が座る席に近づいて、脳学者に 「よぉ…久しぶりだな木山」 「あぁ……」 「席……いいか?」 「そのつもりで来たんだろ…」 とりあえず許可が下りたので空いている頭に花をのせた少女の隣に座った。 「すまないね、お譲ちゃん」 「あっ、いえ……木山さんのお知り合いですか?」 と当然の質問をしてきたので、答えようと思ったが先に木山が答えた。 「昔の研究仲間だ…」 「あぁじゃあ、学者さんですか?」 と今度は雷電に質問してきたので、雷電が答えた。 「いいや、今はもう違う…」 考えと違う答えが返ってきて、また疑問が生まれたが、少女はあまり詮索しないことにしたらしい。 特に質問もなかったあので、雷電は木山を見て 「本当に久しぶりだな…1年ぶりかな」 「あぁ…こんな所で何をしてるんだ?」 「そりゃこっちの台詞だろ…お前のことだから、どうせ研究室にでも引きこもってると思ってたんだが…」 「…ある事件で協力を求められてな…」 事件?と呟いた雷電に隣に座る頭に花をのせた少女が答えてくれた 「『幻想御手』の件です」 そう答えた彼女の隣にいるツインテールの女子が民間人に教えるな、と言った感じに雷電の隣の少女睨み付けたが、 雷電は、とりあえず気付かないふりをして、 「あぁ…はいはい、アレね」 「知ってるんですの!?」 とツインテールの少女が尋ねてきたので、 「いや…そりゃ噂程度ならな…たしか、ある所じゃかなり高額で取引されてるとか」 「!?どこですの?」 「……そこら辺さ」 「えっ!?」 「そこら辺の路地裏で不良共を適当にしめりゃ、見つかると思うぜ」 「そんなに出回ってるの?」 今度は雷電の向かいの木山の隣に座る少女、正確にはレベル5の超能力者が聞いてきた。 雷電がその質問に答えようとすると、 「いらっしゃいませ、ご注文は?」 とファミレスの店員が入ってきたばかりで何も頼んでいない雷電にメニューを尋ねてきた。一先ず何か頼もうとメニューを見て 「あぁ、じゃあこの………『季節限定スペシャルフルーツパフェ』を」 「「「「…………」」」」 少女4人は声には出さなかったが、どう見ても、えっ!?っと言いたげな顔だった。 ガツガツと品のない音を立ててパフェを食べる雷電を見ながら、隣のお花少女は恐る恐る尋ねてきた。 「あの…………パフェお好きなんですか?」 「あぁ!?」 とさっきと声色が違い、怒っているような声を出したので、少女は、反射的に誤った。 「すっ!すいません!!」 「…………お譲ちゃん…ふざけた事言っちゃいけねぇよ…俺に『パフェ好きなんですか?』って聞くって事はな 3つ星レストランに行って『ここの料理おいしいんですか?』聞くようなもんだぜ…」 「えっ!?そんな失礼なこと私言ったんですか!?」 「時にお譲ちゃん…セブンスミストの喫茶『甘太』を知ってるかい?」 「えっ!?えぇあのすごい種類のスイーツのある」 「俺…あそこのパフェ全部コンプリートしましたぁ」 「えっ!?うそ!?だってあそこパフェだけでも60種類はありますよ!?」 「全部食いましたぁー」 「すっすごいです!!」 とさっきまでの恐れはどこへ行ったか、尊敬の眼差しを向け始めた。そこでツインテールの少女は話を戻すため会話に入り込んだ。 「オホンッ!えー話を戻してよろしいですの?」 「あぁゴメンゴメン…なんだっけ?」 「『幻想御手』のことですの…どこで手に入れられるのですか?」 「だから言ったろ…そこら辺の不良取っちめれば、見つかるぜ…」 「そんな簡単に!?」 「別に驚くことじゃねぇよ…この町に何人の無能力者がいると思ってる?いや」 それだけじゃない、と付け加えた後、ポケットからタバコを出して銜えたが回りに女性しかしないことに気付き 出したタバコをしまった。 「別にいいですよ…」 と隣の少女は言ってくれたが、いや大丈夫・・・と呟き、話を元に戻した 「無能力者だけじゃない…低能力、異能力、強能力者でさえ自分の力にコンプレックスを持つもんだ… そういう奴らの逃げ道としちゃぁ『幻想御手』はまさに夢の様だろ、どんなことしたって欲しがるさ…」 「ついさっきまでただの噂だと思ってましたのに…」 「噂つーのは大抵、真実を少し捻じ曲げただけもんさ…まっ、俺から言わせりゃそんな物に頼る奴はただの負け犬だけどな…」 そう言った時に、向かいの席に座る一番端にいる髪の長い少女が肩をビクッと震わしたことに雷電は気付いた。 「負け犬ですか?」 と隣の少女が聞いてきたので 「そうだろ?自分の力で解決出来ないから、なにか別の物に頼る…自分で戦うことを止めた…ただの負け犬だ」 「でも!!」 今まで会話に入ってこなかった、長髪の少女が突如大声を出して会話に入ってきたが自分が大声を出したことに気付き 少し恥ずかしそうにしながら、 「あっ!いやっその…ほら、やっぱり自分じゃどうしようも出来ない才能って言うのがあるじゃないですか?」 「……お譲ちゃん…無能力者かい?」 「えっ…あっはい…」 「そうかぁー…冷たいこと言うけどね、お譲ちゃん…才能なんて言葉で逃げるようじゃここから先何も掴めないよ」 「えっ!?」 「だってそうだろ…なんの努力もしないで大きな力を手に入れる…それじゃあ何時までたっても無能力者と変わらん」 「変わらない?」 「…なんの努力もしないってことは、それを手に入れるための苦労しらないってことだ そいつはつまり力の大きさを知らないってことだろ…自分の力の大きさを理解出来ない奴に力を持つ資格はない」 「……………」 「なんつって!!」 「えっ!?」 「今のは漫画の受け売り…」 「あぁ……そうなんですか…」 なんだか少し萎えたのか、少女は少し苦笑いを浮かべた。そんなやり取りを見ていた木山は 「お前は…変わったな」 「んー?」 「なんか……よく笑うようになった…何かあったか?」 「………まぁな…いい出会いがあって、お前は…元に戻ったな」 「……」 「あまり…笑わなくなった…」 「……だろうな」 そんな2人の会話を見ていた少女達は、何この大人のやり取り、と胸をときめかしていた。 そんな彼女達の視線には気付いていないのか、雷電は会話を続けようとしたのだが 「お前…まだあの子達のこと…」 「なぁ……あれお前のバイクじゃないか?」 「えっ?」 木山に言われてガラス窓の外を見てみると、 そこには、確かに雷電の停めたバイクが今にもレッカー移動されそうになっていた。 「あぁぁぁぁぁ!!!!!」 「お前…あそこ駐車禁止だぞ…」 「マジかよ!!?」 そう言って、すぐに外に出ようとしたが、ハッ!と気付いて机にドンッと一万円を置いて 「じゃあ!!」 と残して行こうとしたが、隣に座っていた頭に花をのせている少女が 「おっ!お釣りは?」 「プレゼントッ!!」 とだけ言って、待ってくれぇ俺の生きがいを連れて行かないでぇぇぇぇと叫びながらレッカー車を追いかけて行った。
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前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/とある両家の元旦物語 プロローグ 「どうすんだ?インデックス?」 「う~~~~~~っ」 目の前には、小萌先生から貰ったパンフレット。 『初日の出を見て、豪華おせち料理をたべよう 1泊2日の旅!!』とある。 上条が行くなら勿論問題なかったが、今回は正月に両親が来るとのことで、流石に同行できない。 上条の両親をとるか、おせちをとるか? 「…ごめんとうま。あたしはシスター。初日の出という聖なる光を浴びることで、一年の始まりとするよ」 「さすがシスターさんですね」 平坦な声で答えた上条に対し、シスターの口がわずかに開いた。ギラリと歯が輝く。 そんなこんなで、大晦日は上条は一人で大掃除など、のんびり過ごしていた。 寮内はがらんとしており、土御門も居なかった。 母親の上条詩菜と電話で話した内容から察するに、上条当麻は例年帰って無いらしい。 上条の不幸体質が、親戚からも疎ましがられていたせいだろうと推測できるが、 どの道記憶喪失では、親戚の集まる場には危険すぎて戻れない。 (まあ、1日ぐらいは平和な日があってもいーんじゃないですかね) 上条はひとりごちて、ぬくぬくとコタツとミカンとネコとTVの組み合わせで、一日を過ごした。 久々にベッドに手足を伸ばした体勢で目覚め、元旦を迎える。 両親とはホテルで待ち合わせて、そこで美味しいものでも食べよう、ということになっている。 「う~ん」 9ヶ月前、入学式で使用した以来と思われる、スーツとネクタイを着けてみたが…着慣れてない感アリアリである。 そもそも記憶喪失でネクタイの結び方も調べないと分からない。 詩菜が強く、一年の始まりくらいビシッと!と珍しく主張したので、やむをえずといった所である。 「ま、こんなもんかね…さてと、いきますか」 両親は前日遅くにホテルに入ったはずである。まだちょっと両親に会うのに緊張する自分に苦笑いする上条であった。 ピロリン♪ メール着信音がなり、モノレールでうつらうつらしていた上条は内容を確認する。御坂美琴からだ。 『明けましておめでとう 今年もよろしくー』 やたらシンプルだが、まあ彼女らしいとも言える。ちゃちゃっと返信し、また目を瞑る。 ホテルは結構な人出であった。 今回の上条のように、両親が来る形の家はホテルで過ごすパターンが多いようだ。 あちこちで親子が話している光景を見かける。 (えーと、2階のサロンだったよな…) 階段はどこだ、とキョロキョロしていると。 つんつん。 遠慮がちに背中をつつかれる。 振り返ると、うつむいた振袖姿の女性である。 顔はよく見えないが、、、いや、まさか? 「み、御坂か、ひょっとして?」 「なんでこんなトコにいるの?」 御坂美琴がじっと見つめてきた。 「お父さん、久しぶりっ!」 「うんうん、さすが我が娘。美しく育っておるな!」 御坂旅掛は久々の娘との対面に目を細める。 「美琴ちゃん、パパの胸に飛び込んじゃえ♪」 大晦日、学園都市のホテルにて、親子三人水入らずの再会である。 ディナーを楽しみつつ、美琴や旅掛の話は尽きることがない。 「美琴ちゃん、彼氏の話はしないの~?」 「それは…聞き捨てならん話だな」 「な、何の話よ!いないわよそんなの!」 「じゃあ百歩譲って好きな男の子の話でも」 「ええい黙れ!アイツはそんなんじゃないって言ってるでしょ!」 「アイツ…?」 「そ、アイツっていう仲の男の子がいるのよね~美琴ちゃん」 「だからちがうッてば!」 ここぞとばかり美鈴の美琴いじりが混ざりつつ、楽しい時が過ぎてゆく。 美鈴が動き出した音で、美琴は目を覚ました。元旦の朝だ。 「あら起きちゃった?明けましておめでとう美琴ちゃん」 「うん…明けましておめでとー」 「まだ寝ぼけてるとこ悪いけど、すぐ振袖着る?」 「ううん、モーニング食べてからでいいわ…」 動きやすさを求めて短パンを履くような美琴には、長時間の振袖はややツライ.。 父親のシングルルームを訪問すると、もう身なりを整えて新聞を読んでいた所だった。 このあたり、旅慣れている旅掛は洗練されている。 「お父さん、明けましておめでと」 「おお、明けましておめでとう。そろそろ下に食べに行くか」 「うん、準備できてるよ」 「あんまり食べてお腹こわさないようにね。振袖だと色々大変よ」 「うん…でも今日はおせちバイキングよ?これ食べちゃダメって拷問だわ」 普段から来てるわけではないので比較できないが、元旦のモーニングは特別仕様らしい。 「係の人に言えば、少しなら持ち帰りできるんじゃないか?」 「そうそう。ちょっとは我慢なさい。」 「はぁい。なによその普段からガツガツ食べてるような言い方…」 部屋に戻り、しばらく雑談した後、振袖の着付けを始めた。ほとんど美鈴任せである。 帯を締めて貰っている間にぼんやりと考える。 (アイツいま何してんだろ) そうだ!と新年の挨拶のメールを打つ。色々考えたが、初っ端から後悔しないよう、シンプルにした。 すぐ返事来るかなあ、と思ってると、携帯に即反応が! 『明けましておめでとう! 電気は大切にね!』 (あんにゃろう) と思いつつ、浮かんでくるニヤニヤ笑いを止められない美琴であった。 「なにニヤニヤ…さては!信じられないわ、親使ってる間にラブラブメールだなんて…」 「そんなワケないでしょ!さっさと締めてよ!」 「やれやれ、新年からアテられてやんなっちゃうわ。」 そっぽを向いて赤くなっている美琴は気づかなかった。美鈴に黒い笑みが浮かんでいたことを。 着付けが終わり、メイクもバッチリ決めて貰った。今度は美鈴が支度するということで、 「ちょっとブラブラしてくるね~」 と、ロビーまで降りて、内心(みんな見て見て~)といった期待感で、周りをみわたす。 え? 後ろ姿だが、見間違え様の無い、あのツンツン頭。 か、上条当麻が居る…美琴は一気に沸点に達した。 (なんで?なんで?) しかも正装というか、初のスーツ姿っぽい。 (と、とりあえず挨拶だけでも) 自分のカッコ、おかしくないよね?と念入りにチェックして、いざ。 背中をつついてみる。とても顔を見られない。 「み、御坂か、ひょっとして?」 「なんでこんなトコにいるの?」 美琴は、(声が震えてないかな…)と思いつつ、問いかけた。 上条当麻は息を飲んだ。 (これが御坂…か?) 普段は校則上もあるだろうがナチュラルメークであり、ボーイッシュな可愛らしさと認識していたが。 今回はメークで瑞々しさをパワーアップさせており、振袖と相まって色気まで感じさせる。 (ちょっと正視できねーな。女の子って変わりすぎだろ) 美琴は、何も答えないばかりか挙動不審になった上条を、不審そうに見つめていたが、 「え、えっと改めて。明けましておめでとう」 「あー…、明けましておめでとう」 「で、なんでココにいて、なんでそんなカッコなの?」 「いやー、親とここで会うだけだけどな。お前こそなんだよ、そのカッコ」 「わ、私は毎年、親と年末年始をここで過ごしてて…」 その時。 「あらあら~、先に会っちゃったのね~~」 上条詩菜が手を頬に当てながら現れた。 「か、母さん!」 「うふふ、明けましておめでとう、当麻さん、美琴さん」 「あ、明けましておめでとうございます」 「あけましておめでとう…じゃねーーーっ!『先に会った』てどういうことだよ!」 「あ、まっずー。もう会ってんじゃん。」 時を同じくして、ロビーに駆け下りてきた美鈴に美琴は食って掛かる。 「ア、アンタまさか…」 「偶然だと思った?美琴ちゃん」 「じゃあ…」 「そう、詩菜さんと示し合わせてね。このホテルで会ったのは偶然ではなく必然でいす。」 「な、なにやってんのよ!」 美鈴はそれには答えず、上条に手を振る。 「あっけましておめでとおー、上条くん…いや、当麻くんって呼ぶわね♪」 「あ、…明けましておめでとうございます。一体何たくらんでんすか美鈴さん」 詩菜と美鈴が合流する。 「じゃあ詩菜さん、取り敢えず、予約した部屋にいきましょうか。予定狂っちゃったけど」 「そうですね~、ウチの人呼んでこないと」 「待て待てマテーーー!無視しないで答えろーー!」 上条は母親たちに叫ぶ。 美鈴はくるっと振り向いた。 「ただのお見合いよ」 「………は?」 上条と美琴はハモった。 前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/とある両家の元旦物語
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前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/とある科学の執行部員 第4章(2) 「上条当麻、久しぶりなのよな!!」 そう言って声を掛けてきたのは天草式教皇代理の建宮斎字だった。 建宮の周りには数十人の老若男女が集まっており、上条と美琴に軽く頭を下げた。 「そうか、イギリス清教からの増援は天草式だったのか。 知らない連中が来るよりずっといい。 それに天草式の手強さは嫌ってくれい知ってるからな」 「お前にそう言ってもらえると嬉しいのよな。 でもあの時の俺達と同じだと思ってもらっては困るのよな。 あれから俺達も鍛錬を続けてきたからな」 すると建宮の後ろから一人の少女が出てきた。 「インデックス!?」 まるでティーカップのような金色の刺繍が編みこまれた白い修道服を着る少女に 上条は思わず懐かしさが込み上げてくる。 「久しぶりなんだよ、とうま」 インデックスは上条に向かって満面の笑みを浮かべている。 しかし上条はインデックスとは対照的にあまり浮かない表情へと変わっていた。 「イギリス清教での暮らしはどうだ? また何かふざけたことをされてないか?」 「うん、特に問題ないかも。 ステイルもいつも傍にいてくれるしね」 「…そうか。 でも今日はステイルは一緒じゃないのか?」 「今日はとうまの友達の手伝いをしてるはずなんだよ」 「ってことは本格的にウチとイギリス清教は手を結んだってことか?」 するとインデックスではなく建宮が上条の質問に答えた。 「そういうことになるのよな。 これで俺達は一蓮托生、これからもよろしく頼むな」 「ああ、こちらこそよろしくな」 やがて日も沈み、辺りは夜の帳に包まれる。 そして上条たちは夕食をとりながら今後の方針について話し始めた。 「『アドリア海の女王』!? とうま、その男は本当にそう言ってたの!?」 「ああ、それをヴェネツィア以外の地域に向けられるようにするのが 『刻限のロザリオ』だって言っていた」 「これは思ったよりも大事かも。 『アドリア海の女王』があるってことは『女王艦隊』も必ずあるはずだし…」 「取り合えず私達にも『アドリア海の女王』とその『女王艦隊』っていうのが どんなものか具体的に教えてくれないかしら? まあ艦隊っていうからには『船』だってことは分かるけど…」 「『アドリア海の女王』っていうのは、その男が言っていた通りのものなんだよ。 ソドムとゴモラに振るわれた天罰で『あらゆる物から価値を奪う』効果を持つ。 そして『女王艦隊』は文字通り『アドリア海の女王』を守るための艦隊。 ちょっとこの人数で攻め込むには厳しいかもしれないね」 美琴の質問にインデックスは若干顔を曇らせながら説明するように言った。 それに対して打開策がないか上条が質問を続ける。 「具体的に攻めるにはどうすればいい?」 「海上・上空は魔術による砲撃で仮に攻め込んだら一瞬にして蜂の巣かも」 「ってことは簡単には近づけないってことか… 俺の右手だけじゃ確実に捌ききれる保障もないしな」 「いや、海上と上空が駄目ならあるいは…」 すると建宮がブツブツと呟き始め、やがて何か決意したように言った。 「天草式の術式に攻め込むのにちょうど良いものがあるのよな。 それさえ上手く使えれば、きっと上手くいくに違いないよな」 「マジか、それじゃあ具体的な方法を教えてもらえるか?」 そして上条たちはイギリス清教から魔力の捕捉報告を受け、 建宮の案に従い暗い海へと乗り出すのだった。 天草式の『上下艦』を用いて『アドリア海の女王』へ奇襲を仕掛けた上条たちは そのまま艦内へと雪崩れ込んでいった。 しかし意外なことに艦内にいた乗組員達は 先日戦ったばかりのアニェーゼ部隊の構成員が殆どだった。 破れたばかりで記憶が鮮明に残っているのかアニェーゼ部隊を鎮圧することは さほど苦労はせずに成功した。 しかし厄介だったのは『アドリア海の女王』の内部に対する護衛手段ともいえる 氷で出来た巨人達だった。 身の丈3mを越す巨人たちは氷で出来た艦の上を滑るように素早く移動し、 上条たちや天草式を苦しめる。 しかしいつまでも氷の巨人に構っている暇はないので、 上条は巨人達を天草式に任せて艦内の奥へと進むのだった。 「来たな、汚らわしい異教徒共め!! だが、既に『刻限のロザリオ』は完成間近…」 しかしローマ正教の司教が言い終える前に美琴の電撃と上条の拳が司教を襲った。 上条は念のため司教が身に付けていた霊装と思しきものを全て右手で破壊し、 部屋の中を見渡すと見知った少女がシャボン玉の中に囚われるような形で佇んでいた。 上条がシャボン玉に右手で触れると、少女は中から解放される。 「あなた達、一体何をしに来やがったんですか!? 私の部隊の人間はどうなったんですか!?」 「この艦に乗っていたシスター達のことか? 今じゃ投降して捕虜になってると思うぞ。 それよりもこの『アリアドネの女王』を破壊する方法を教えてくれないか? 今頃、氷の巨人相手に天草式が苦戦してるはずだから、早く解放してやりたいんだ」 「ここら一帯は『アリアドネの女王』の中心区画ですから、 適当に破壊すれば機能を停止しちまうと思いますよ」 「そうか、あと『刻限のロザリオ』っていうのも破壊しておきたいんだが…」 「それならもう問題ないですよ。 私が『刻限のロザリオ』の要で、見ての通り解放されちまってますから」 「要って、あなたを閉じ込めて一体何をしようとしてたわけ?」 「…『刻限のロザリオ』ってえのは素質があって 要になることが出来る人間の精神を破壊することによって特殊な魔力を経て、 最後に要ごと凍らせて打ち砕くことによって発動するんですよ」 「それじゃあ、あなたはもしかしてローマ正教のために犠牲になるところだったの?」 アニェーゼの言葉に上条も美琴も息を呑む。 ローマ正教がまともではないことを知ってはいたが、 同胞を簡単に切り捨てるほど酷いものだとは思っていなかった。 「まあそういうことですかね。 あなた達に敗れて今の状況に陥ったのを、あなた達に救われるなんて… 運命っていうのは皮肉めいたもんだと思いませんか?」 「俺達に敗れた責任を取らされたってことか…すまない」 上条はただアニェーゼに頭を下げることしか出来なかった。 そんな上条の態度に驚いたのか、アニェーゼは目を丸くしていた。 そして自嘲気味に笑うと上条に向かって言った。 「謝ることなんてありませんよ、あなた達と私達は敵同士なんですから。 ただ例え今回の件から逃れても、私達はローマ正教から逃げることは出来ない。 信じてたものに裏切られるってえのは、案外あっけないものなんですね」 「…とにかく今はここを破壊して脱出しよう」 「…そうですね。 生きてなきゃ出来ないこともありますから」 そして上条はその部屋にあった氷で出来た区画を右手を使って片っ端から破壊する。 やがて『アリアドネの女王』は静かに沈没を始めた。 上条たちは天草式の用意した木の船の上から 沈みゆく『アリアドネの女王と』と『女王艦隊』を眺めるのだった。 前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/とある科学の執行部員
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「……なんかお前の顔見るたびに厄介事に巻き込まれてる気がするんだけどそいつは上条さんの気のせいだったりするんでしょうかねステイル君」 「心外だね。君が勝手に首を突っ込んでくるだけだろう。で、今回のあらましだが」 「やっぱりかよ! やっぱりなのかよ!」 「シェリー=クロムウェルが“とある魔導書”の原典を手に入れてね。その解読のためにあの子をロンドンに連れて行くことになった」 「……はい?」 「で、道中の便利な盾として君を貸すと学園都市が申し出てくれてね。そういうわけだから三十分以内に荷造りをしてくれ」 「俺は盾かよ! てか初の海外旅行が魔術がらみですかー!」 「えーと、俺にはただの汚い紙切れにしか見えないんだけど、それってそんなにすげーもんなのか?」 「あんまり直視しない方がいいわよ。万が一汚染されたら廃人になるから」 「ひゃっほうそいつを先に言えちくしょう!」 「召喚の基本陣をヘブライ語とエノク語の二重結界で括ってる。術式の内容は錬金の悪魔ザガンの召喚みたいだけど……これって、まさか」 「そうよ、禁書目録。これは『赤の書』の一ページ」 「レッドブック? 絶滅危惧種のデータリストか?」 「……とうまは知らないかもしれないけど、赤の書っていうのは伝説の魔導書なんだよ」 「ああ、前の『法の書』とかみたいなもんか。でも一ページってのはしょぼくないか?」 「ううん。本物の『赤の書』なら一ページでも『ソロモンの小さな鍵』が紙屑になるほどの価値があるんだよ。『赤の書』は写本が存在しない、実在さえ疑われていたものなんだから」 「まあ、そうよね。信じるのが馬鹿らしいわ。悪魔ベルゼブブが人間を堕落させるために自ら執筆した魔導書なんて、ね」 「……誰だ、てめェ」 「素晴らしい。クシエルの霧の中で意識を保つとは。君はこの手の魔術に耐性があるようだな。私は才能のある若者が好きでね。赤の書とその少女を置いて立ち去れば、君には手出しをしなくてすむんだが、どうかな?」 「ふざけんな!」 「そうか。残念だ。それでは君を打倒して、頂くとしよう」 「つまり、俺にもあっちに行ってこいってことか」 「ふむ。アレに幻想殺しが潰されるのは少々困るからな。せいぜい守ってやるといい」 「……あの魔術師が誰なのか知ってるのか、アレイスター」 「ああ。――私の息子だ」 「私のエセルドレーダは足止めもできないほど無能ではないよ。悪魔ベルゼブブは既に召喚されている。ここに、私の中に」 「……それで、何をするつもりなんだ?」 「無粋なことを訊く。知識の収集こそが目的であって、それで何をするかなんて二の次さ。切手のコレクターがコレクションで手紙を出すかい?」 「……そうか。そんなことのために、人体実験を繰り返してたってのか。それなら俺は、テメェのそのふざけた幻想を――ぶち殺す!」
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_ _____________ _____________ _____________ シークレットメッセージ 遊園地デート X-DATE 帰省編 とある学園の執事喫茶 一端覧祭 とある両家の元旦物語 バイト生活 とある子猫な超電磁砲 どこにでもあるハッピーエンド 幸せへと至る道 side by side Daily Life とある未来の・・・ とある宣伝の超電磁砲 11月22日は何の日? こいぬのおくりもの 鶴の恩返し My... とある記憶の消失問題 とある男の本気告白 一本の白き道 ――ふたり―― 上琴の戦い 起きないあいつ 恋する美琴の恋愛事情 未来からの来訪者 わたしのヒーロー とある少年の帰還記念祭 とある10人のハロウィンパーティ 幸福へのプロローグ Love is blind とある少年の告白成就 神(上)の見えざる(右)手 月と彼方と私とサクラ 消えゆくあいつの背中を追って 上琴の奇妙な体験 とある二人の旅行物語 秋終わり、恋は終わり始まる とある不幸なHappy days とある底辺と頂点の禁断恋愛 全力で貴方たちを倒す! if√ とある乙女の小さな願い とあるファミレスのバカップル 被害者 とあるベランダの超電磁砲 御坂美琴の消失 美琴「素直になる…かー」 くっつく さよなら常盤台 編集